当社はモノクロ線画のテクニカルイラストがメインなのと、古くからデータを蓄積しているため、600ppiのTIFFを割り付けています。
それを念頭に置いて、
・100ppiの画像
・300ppiの画像
・600ppiの画像
の3つを縦に並べて割り付けました。
さらに、それを
・PDF/X
・解像度が600ppiのPDF
(割り付ける画像が600ppiのTIFFなので、これで十分と判断
600ppiを超える画像を600ppiにダウンサンプリングする設定)
とジョブオプションを変えたPDFを作って、チェックしてみました。
そうすると全部の画像が一致しているという結果に。
ジョブオプションの違いは、出力するPDFに違いを及ぼさないってことなんでしょうか。
でも、解像度が600ppiのPDFの方は600ppiを超える画像を、600ppiにダウンサンプリングするという設定にしています。
それでは600ppiを超えたらどうなるのか…
・100ppiの画像
・300ppiの画像
・601ppiの画像
でやってみたところ、601ppiの画像だけ解像度が異なるという結果になりました。
どうやら解像度が600ppiのPDFでは、601ppiの画像が600ppiにダウンサンプリングされてしまい、その結果、PDF/Xとは解像度に違いがあると判断されたようです。
割り付いている画像をチェックしているのではなく、出力されたPDFの解像度でチェックしているのでしょうか?
う~む、600ppiも601ppiも同じ画像を割り付けたPDFをチェックしたつもりだったのに、こういう違いが出るとは…。
(まあ、当社では600ppiを超える画像を割り付けるということもないんですが)
というわけで、ProofCheckerを使うときは、やはり同じジョブオプションで出力したPDF同士で比較した方が良いようです。
っていうか、チェック用だからと最小ファイルで作ったりとかするんじゃなくて、常に印刷なり納品なりに使うのと同じ環境で、PDFのチェックをしましょうってことなんでしょうね。
その方が、事故の可能性も少なくなりますしね。
まあウチみたいに、いまどきTIFFを割り付けて作業するところも少ないだろうけど…
パソコンにAdobe Reader9とAcrobat(確認したバージョンは6~8)が共存している状態で、ブラウザでPDFを表示しようとするエラーが出ることがあります。
(私の場合、自宅・職場のパソコンそれぞれで同様の現象が出ました)
このような場合は、一度、Adobe Reader9を単独で立ち上げて[環境設定]を開きます。
[環境設定]ダイアログの[インターネット]を選択して、[Webブラウザオプション]の[PDFをブラウザに表示]のチェックを外します。
[OK]ボタンで設定を保存後、一度Adobe Reader9を閉じると、以後ブラウザでPDFが表示できるようになります。
PDFをブラウザに表示のチェックを外しているのに、どうして正常な動作をするのかは疑問なのですが、とりあえずこれで一件落着。
今までは、Adobe readerとAcrobatが共存している場合はブラウザで表示できないものなんだと割り切って、一度、PDFをローカルに保存してから、Adobe Reader9で表示していました。
でも、一部のネットサービスではブラウザからPDFの保存が直接できないことがあります。
(リンク先を「対象をファイルに保存」しようとしても、対象がJavaScriptになっている場合など)
こうなってしまうとブラウザでも見れないし、保存もできないしでPDFを見る手段が無くなってしまいます。
この現象が確定申告書を作るサイトで発生し、どうやって確定申告書を印刷しようか?と悩んでいたのですが。
この解決方法が、確定申告書サイトの「申告書等のイメージ(PDF)が表示されない方はこちら」で説明されていました。
勝手な偏見ですが、お役所仕事ってこういうサポートに不親切という印象があったので、今回のこのヘルプでの対応にはちょっと感動しちゃいました。
ついにTwitterデビューをしてしまいました。(笑)
ついでに、このアメブロでもサイドバーにTwitterを表示できるようにしました。
デスクトップ上でもつぶやけるように、Twit というツールもインストールしてみました。
テレビなんかでTwitterを特集するのを目にする機会が多いし、周りの人たちがTwitterをやってる人も増えてきたので、自分もなんかしないとな~、と思って始めることにしました。
はじめたのは良いけど、何をつぶやこうかと考え中なんですけど(苦笑)
とりあえず、仕事に関することをつぶいていこうかな、と思ってますんで。
よろしかったらフォローしてくださいね。
さて、早速Proof Checkerを使ってみた感じなのですが。
まずチェックをするPDFは、同じアプリから出力されたもの同士というのが前提のようです。
(たとえばPageMakerで作ったものと、InDesignで作ったものを比較するとか)
酷似させて作ったとしても、異なるアプリで作成した版では、なかなか思うようにチェックはできません。
(同じInDesignでも、CS2とCS3というバージョン違いも、あまりうまくないみたいらしいです。試したわけじゃないですが)
んで、実際にやってみると……ほとんどのページが「違うもの」としてチェックされてしまいました。
そもそもが異なるアプリだし、PDFのレンダリングの仕方とか、その他諸々が違っているのだから、当たり前といえば当たり前の結果かもしれませんけどね。
っていうか、データとしてはまるっきり異なるもの同士なんだから、むしろこういう結果が出て安心したかも(笑)。
でも、取説の成り立ち方を考えると、この当たり前がけっこう辛かったりもします。
取説って中身に関しては、長く流用・改訂を繰り返しているものです。
しかし、版を作るアプリは時代の流れに応じて変わっていきます(OSさえも)。
そんなとき、かつて古いアプリで作った取説のPDFと、新しいアプリで作った今の取説のPDF、中身に関してProof Checkerでチェックできるといいな~、なんて淡い期待を抱いてたりもしてました。
「中身のチェック」をするのではなく、「データのチェック」をしているんですね、これは。
ちなみにスキャニングで作ったPDFの場合は、図形として扱われるそうです。
なので紙に出力したPDFでチェックをすれば、アプリの違いをある程度は吸収できるかも?しれません。
Tooから出ている『Proof Checker PRO Ver2』をお試しで使わせていただけることになりました。
このProof Checkerというのは、簡単にいってしまうと2つのPDFを付き合わせて、相違点を洗い出してチェックするというものです。
校正出しをするときなんかに、修正前と修正後を付き合わせて正しく修正されているor修正されていないのを、PDF上でチェックできます。
また、改訂が多い取説なんかだと、前版との違いを付き合わせることで改訂時の修正漏れとか、他の版への反映なんかを判断するのにも使えそうです。
他にも色々使い道も考えられそうなんですが、しばらくこのProof Checkerを使った感じなんかをブログに書いていこうかな、と思います。
取扱説明書は、対象となる製品の都合上、版下データを使い回すことが多々あります。
その際、版下データが収まっているフォルダごとコピーして、内容を修正・改訂していきます。
それは昔からFrameMakerでもPageMakerでも変わらず、今でもInDesignでも変わらずやっていく…つもりだったのですが。
InDesignに限っては、そうは簡単にいかないようなのです。
InDesignには、ブック機能っていうのがあります。個々のInDesignファイルをまとめて管理できる、インデックスファイルです。
取説のようなページものの図書では、章単位や機能単位でファイルを分けておいて、図書ごとにブック機能で各々のファイルを管理するようにしています。
ところが、このブック機能。
フォルダごとコピーをした場合、なぜか新データは旧データのInDesignファイルを参照する、という現象が起きることもあるんです。
模式図にすると↓のような感じです。
この「起きることもある」ってのが厄介で、必ずしも発生するわけでもないんみたいなんです。
なぜ発生するのかもわからないし、発生を回避する方法もわかりません。
今のところ、この状況が発生する条件とか原因は不明です。
ネットで探してもみたんですが、似たような事例を探すことはできませんでした。
というわけで、今はデータをコピーした後は、ブックを作り直すことで対応しています。
この現象の回避方法とか修正方法をご存じの方は、ぜひともコメントとかでご教授くださいませ。
なお、この現象はWindowsのInDesignCS3で再現することを確認しています。ほかのOS、バージョンでは確認していません。
最近になって、ライターの仕事を再開しました。
書き物仕事は非常に久しぶり。そもそもDTP以外の仕事というのも久しぶりなので、気分的にはリフレッシュしてやっています。
(そんな気軽な仕事じゃないんですけどね)
詳しいことは書けないというか、書いて良いのか分からないので、具体的なことには触れないつもりですが。
これまでやってきたマニュアル的な書き物とは全く違う分野で、非常に「柔らかい」系の仕事です。
いや、かつてもソフトウェアの取説をやっていたので、柔らかいことは柔らかいのですが。
そういうのとは、また違った柔らかい書き物です。
こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、正直「ホントにこれで大丈夫かな?」と不安がないと言ったらウソになります。
でも、自分にとっては新しいジャンルのお仕事なので、前向きに取り組んでいくつもりです。
そして、この仕事がうまくいったときには、自分のプロフィールに「ライターやってます」って書いちゃおうかな、なんて思ってたりします(笑)。